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北海道で縄文時代から続いている「トド猟」を職業とされている
俵 静夫さんがTBSの「情熱大陸」に出演されます。
トド猟って何?と思われる方もいらっしゃるかと思いますが、
その名の通り全長340cm、体重1トンを超える海獣トドの狩猟です。
日本にまだこんな職業が残っていたなんて少し驚きですよね!
ということで今回こちらでは日本のトド猟とトド猟師の俵 静夫さんに
ついて詳しく調べていきたいと思います。
みなさん一緒に確認していきましょう!
たった一人のトド猟師の俵静夫さんwiki風プロフィール
- 名前:俵 静夫(たわら しずお)
- 生年月日:1935年
- 年齢:80歳
- 出身地:北海道
- 職業:トド猟師
- 兄妹:9人兄妹の長男
現在俵さんは80歳の高齢にも関わらず、
トド猟を現役でされているみたいです。
つまりは、地方でよくある後継者不足というやつみたいです。
俵さんが80歳の時点で後継者がいないってもうほぼ存続は不可能な気も
いたしますが、そもそも私たちは日本にとってトド猟とやらが
どのように必要なのかも全くわからないですよね。
ということでトド猟ってなんなのかも調べてみようと思います。
トド猟って何をする仕事なの?
名前だけで想像しますとあのよく水族館などにいるトドを猟っているということで
北海道の方では鯨のように食べる習慣でもあるのかなあ?という感じですよね。
それでしたら伝統ということで大事だという考えもわかりますが、
あまりトドに関わりのないものからしたら…別になくなっても…
という考えになってしまいますよね!
しかしテレビで扱われる以上他にも、なにかしらの問題があるのでしょうね。
調べてみましたところ、やはり当初は食用、又はトドの皮目的で
始められたみたいですね。
なんでトドを食べるの?可哀想と思われた方もいらっしゃると思います。
筆者もその一人ですが、昔、まだ交通の便が発達していなかった時代は
北海道は大量の雪で冬は閉ざされた地域になってしまい食料確保は死活問題だった
そうです。そこでタンパク源確保の矛先としてトド猟が始まったみたいですね。
トドは大きいですし、一頭仕留めれば、大量の肉にありつけるということで
広まったみたいですね。
可哀想ですが生きるために他の命をありがたく頂くというのは自然の摂理としては
仕方ないといわざるおえないですよね。
なぜ交通の便が発達した現在でもトド猟が必要なの?
昔は食料確保や寒い地域を生き抜くためにトドの皮などが必要だったのは
わかりましたよね。しかし、交通の便が発達し、電話一つで簡単に
美味しいものが届く時代になぜまだトド猟が必要なのでしょうか。
調べていて分かったのですがアメリカやロシアでは準絶滅危惧種として
レッドリストに登録されているそうです。
実際に1960年代には2万頭ちかく来遊していたトドが2000年以降には
5,000頭ほどまでに減少している事実があるそうです。
この事実から日本のトド猟は世界から結構非難されているみたいです。
しらなかったですよね。
では今すぐやめよう!といいたいところですが、
そういう訳にもいかないみたいです。
その理由はトド猟の目的が昔と変わってきているからなんだそうです。
北海道といえばみなさんもご存知のとおり、海産物の宝庫で、
海のおいしいものを食べたいなら北海道へという方も多いかと思います。
しかしその北海道の食を支えている漁業へのトドの被害が現在すごいのだそうです。
被害額にして17億円にものぼるそうです。
トドが仕掛け網などを食い破ってしまうなどして被害がでているみたいです。
なので現在が害獣駆除という目的でトド猟を行っているそうです。
日本人としてはどちらにも肩入れしがたい難しい問題ですよね…。
ですが実際トドがこうして網などを荒らすようになったのは
人間の漁獲量が年々増えていてトドが食べる食料が減っているのが
理由の一つみたいです。
トド側としても生きるのに必死ということなんでしょうね。
トドと共存を探す道や海外の食事情については次のページ!